栃木県足利市立第一中学校の柔道部で、生徒が押さえつけられ、大量の水を張ったバケツのような物に顔を押さえつけられる様子を撮影した動画が、交流サイトX(旧ツイッター)上で拡散している。行為の危険性から「集団いじめ」「暴行に等しい」との厳しい指摘が相次ぎ、教育現場の体罰・いじめ問題として波紋を広げている。
動画は約38秒。被害生徒は苦しげに身をよじっているが、逃れられない状態だ。
投稿は3月1日午前で、閲覧数はすでに140万回を超えている。同校柔道部は県内強豪として知られ、栃木県中学校総合体育大会で最近2連覇を果たし、全国大会出場歴も複数ある。地域の合同稽古や企業主催の柔道教室にも積極的に参加するなど、指導体制は長年評価されてきた。
拡散後、足利市教育委員会公式アカウントには「早急な調査と対応を」との要請が殺到。地元ユーザーからは「足利警察署に通報した」「事情聴取の予定がある」との情報も流れているが、3月1日午後時点で学校側、教育委員会、警察のいずれからもそのような情報は得られていない。文部科学省のいじめ防止対策推進法では、集団による身体的苦痛を与える行為はいじめとされている。
強豪部活動での「しつけ」との区別が曖昧になりがちな中、今回の事案は教育関係者からも「看過できない」との声が上がっている。学校・教育委員会が今後、どのような事実確認と処分を行うのか。
被害生徒の安全確保とともに、強豪校の信頼回復に向けた対応が注目される。
曇りがち

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