三重県菰野町の新名神高速道路で2023年に発生し、高速バスなど車両3台が絡んで20人が重軽傷を負った事故について、事業用自動車事故調査委員会は27日、調査報告書を公表した。報告書は、運転手が本来必要とされる交代を行わず長時間運転を続けた結果、居眠り運転に陥った可能性が高いと指摘した。
報告書によると、当時の運転手は4日連続の夜間運行に従事しており、令和5年4月16日午後7時半ごろ、和歌山市内の車庫を出発。同日午後10時ごろに大阪市内で停車した際、別の運転手と交代したとする虚偽の運行記録を作成していたとされる。
その後、眠気を感じながら運転を続け、翌17日午前0時10分ごろ、前方を走行していたトレーラーに追突。これにより複数車両が関与する事故に発展した。
調査委は、運行管理体制の不備が事故の一因となった可能性があるとし、全国のバス事業者に対し、交代体制の徹底や運行記録の適正管理など、安全確保に向けた取り組みの強化を求めた。
曇りがち

コメント