企業の信用調査などを手がけるリスクモンスター株式会社(東証スタンダード・3768)は26日、株式会社東京商工リサーチとの間で争われていた損害賠償訴訟について、東京高等裁判所からの調停に代わる決定を受け入れ、和解が成立したと発表した。これにより、当初約12億円の支払いを命じられた第一審判決は事実上取り下げられ、最終的にリスクモンスターは1億円の解決金を支払うことで終局的な決着をみた。
提携解消から訴訟に発展 第一審は衝撃の敗訴
事の発端は、両社がかつて結んでいた業務提携関係の解消にある。2024年9月、東京商工リサーチはリスクモンスターを提訴。第一審では、リスクモンスターに対して12億3,636万2,280円の支払いを命じる判決が言い渡され、業界内に衝撃が走った。
これに対し、リスクモンスター側は直ちに控訴。さらに東京商工リサーチも附帯控訴を行うなど、訴訟は複雑化していた。

東京高裁が調停決定 リスクモンスターが受け入れ
混迷を極めた裁判に一区切りをつけたのは、東京高裁による「民事調停法第17条に基づく調停に代わる決定」だった。2025年3月11日付でリスクモンスターはこの決定を受領し、社内協議の末、和解の受け入れを決断。両当事者から異議は出されず、26日付で同決定は確定した。
和解の内容は一部非開示となっているが、開示された情報によれば、リスクモンスターは東京商工リサーチに対し、1億円の解決金を支払うことで全ての紛争を終結させることに合意した。
訴訟関連損失の戻入で財務改善へ
本件和解により、リスクモンスターは2025年3月期第3四半期までに計上していた12億5800万円の特別損失のうち、解決金および弁護士費用等を除いた11億3400万円を「訴訟関連損失の戻入」として計上。通期では1億2400万円の損失となる見通しだ。 #訴訟 #事業 #ビジネス
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