アメリカのレストランチェーン「フーターズ(Hooters)」を運営する「フーターズ・オブ・アメリカ」は3月31日付で、米連邦破産法第11章(チャプター11)に基づく再建型の破産手続を、テキサス州北部地区の連邦破産裁判所に申請したと発表した。物価高と消費者の節約志向が重なり、業績の立て直しが困難となったことが背景とみられる。
フーターズは1983年、米フロリダ州クリアウォーターにて創業。独特なコスチュームを着用したウエイトレスによる接客スタイルが話題を呼び、カジュアルなスポーツバー業態として国内外で人気を博した。ピーク時には世界29カ国で420店舗超を展開し、日本でも2010年代を中心にフランチャイズ方式で最大7店舗が営業していた。
しかし近年は、米国内の競合激化や若年層の価値観の変化によりブランド力が低下。さらに、インフレによるコスト増加と消費者の支出抑制が重なり、来店数や収益の減少に歯止めがかからなかった。業界関係者によると、こうした経営環境の悪化を受け、自力での事業継続を断念したとされる。
同社は今後、保有する一部店舗をフランチャイジー2社へ譲渡する計画を進めるとしており、手続き中も当面は現行体制のまま店舗運営を継続する方針を明らかにしている。顧客や従業員への影響を最小限に抑えながら、事業の再建と収益性の回復を図る考えだ。 #アメリカ合衆国 #テキサス州 #破産
コメント