学校法人ノートルダム女学院(京都市)は25日、運営する京都ノートルダム女子大学(京都市左京区)の学生募集を2026年度から停止すると発表した。学生募集の停止は2025年4月22日に開催された同学院理事会で決定されたもので、近年の急速な少子化に伴う18歳人口の激減など厳しい社会情勢を背景に、「苦渋の決断を余儀なくされた」(和田環理事長)という。

同大学は1961(昭和36)年、ノートルダム教育修道女会を創立母体として設立。「徳と知」をモットーに掲げ、「人が変われば世界も変わる」との理念の下、女子教育の重要性を強調した全人教育を推進してきた。英語教育に強みを持つことから「英語のノートルダム」とも称され、カトリック精神に基づいた国際教育を展開。さらに、1990年代初頭から先駆的な情報教育にも取り組み、女子のライフキャリア教育の充実にも力を入れてきた。
しかし、ここ数年は入学者が定員を下回る状況が続き、大学の存続に向けてあらゆる手段を講じたものの改善には至らず、募集停止の判断を下したという。大学側は、2025年度入学生が卒業するまで教育環境を維持し、就職支援や進路確保を徹底するとしている。
中村久美学長は「最後の学生まで万全な教育を提供し、充実した学生生活を支える」と述べ、卒業生や在校生に理解と支援を呼びかけた。
一方、系列のノートルダム女学院中学高等学校およびノートルダム学院小学校については、大学の学生募集停止とは関係なく、今後も教育活動を継続するとしている。
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