官報によると、石川県能登町に本拠を置く水産品加工業の「石川県いか釣生産直販協同組合」は、8月1日付で金沢地方裁判所から破産手続きの開始決定を受け、倒産したことが明らかになった。
同組合は1982年に個人事業として創業し、1992年に協同組合として設立。「能登いか屋さん」の屋号で刺身用の一本釣りイカやイカ加工品の製造・販売を手掛け、通販会社などを取引先としていた。
しかし、近年はイカの不漁や価格高騰により業績が低迷。さらに、2024年1月に発生した能登半島地震による津波で設備が被災し、断水の影響も重なり休業を余儀なくされた。これにより、5月2日付で事業を廃止し、事後処理を進めていた。
負債総額は約9000万円にのぼる見通しだ。
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