耐火物大手の黒崎播磨株式会社(本社:福岡市、東証プライム・福証上場、コード5352)は24日、保有する固定資産を譲渡し、2026年3月期第2四半期において約75億円の特別利益を計上する見込みであると発表した。これに伴い、通期の連結業績予想を修正し、親会社株主に帰属する当期純利益を従来予想の100億円から155億円へと、55億円(55.0%)上方修正した。
譲渡対象となるのは、大阪府泉佐野市日根野に所在する土地および建物で、現在は商業施設として利用されている。帳簿価額は6億2700万円。譲渡先や譲渡価格については、守秘義務契約のため非公表とされているが、譲渡先は国内法人で、資本・人的関係はなく、関連当事者にも該当しないと説明している。
なお、本件譲渡は信託設定のうえで信託受益権を売却する形式が採られる見通しで、取締役会での決議は6月24日、契約締結および資産引渡は7月1日を予定している。
同社は、譲渡の理由について「経営資源の再配分および持続的成長に向けた投資資金の確保」としており、不動産事業における売上高および利益は減少を見込む一方で、今回の特別利益計上が純利益の大幅押上げ要因になるとしている。
修正後の2026年3月期連結業績予想は以下の通りとなった:
- 売上高:1800億円(変更なし)
- 営業利益:150億円(変更なし)
- 経常利益:150億円(変更なし)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:155億円(前回予想100億円)
- 1株当たり当期純利益:460円24銭(同296円93銭)
なお、前期(2025年3月期)実績は売上高1779億2100万円、営業利益140億8200万円、経常利益153億1600万円、純利益125億3500万円だった。
曇りがち


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