
11月12日は、物流現場で使われるパレット(荷物を載せるための台)の標準化を目的に制定された「パレットの日」。アジアパレットシステム連盟(APSF)の標準規格にちなんで日本パレット協会が定め、2020年に正式に認定された。
この記念日は、2012年に実施されたパレット規格変更を契機に、業界全体の積載効率とコスト構造を見直す流れの中で生まれたもの。物流においてパレットは欠かせない基盤資材であり、規格統一によって荷役時間の短縮や輸送コストの削減が見込まれている。協会によれば、統一パレットの導入によって最大20〜30%のコスト削減効果が確認されているという。
さらに2024年以降、ドライバー不足が深刻化する中で、パレット規格の統一は省人化や自動化への対応策としても注目されている。日本パレット協会はこの日、物流DXや自動運転技術、持続可能なサプライチェーン構築をテーマとした無料ウェビナーを開催。製造・小売・運輸など幅広い分野から参加者が集まり、脱炭素社会における物流改革の必要性を議論した。
SNS上でも「#パレットの日」「#物流の日」といった関連ハッシュタグがトレンド入り。物流関係者や一般ユーザーから「現場の省力化を進めてほしい」「物流を支える人たちに感謝を」といった声が寄せられ、総エンゲージメントは約1万件に達した。
日本の物流業界は今、効率化と環境配慮を両立させる転換期にある。標準化という地味ながら重要な取り組みが、サプライチェーン全体の未来を左右する鍵となりそうだ。
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