Green Earth Institute、赤字幅縮小も依然として中間純損失1.3億円超 研究開発と設備投資が重荷に

Green Earth Institute株式会社(東証グロース上場、証券コード9212)は15日、2025年9月期第2四半期(中間期)の決算を発表した。売上高は前年同期比で約44%増となる2億3989万7千円を計上し、前年から大きく伸長したものの、営業損失は1億3387万円、経常損失は1億3283万7千円、中間純損失は1億3414万7千円と、いずれも赤字決算となった。ただし、前年同期の中間純損失が2億2699万5千円であったことから、赤字幅は大きく縮小している。

同社はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)から受託するバイオファウンドリ事業やグリーンイノベーション基金事業、さらにバイオものづくり革命推進事業の進捗に注力しており、国内外のパートナー企業との共同研究も活発化している。しかしながら、こうした研究開発および関連設備への先行投資が収益を圧迫しており、依然として営業損益は赤字が継続している。

また、財務状況を見ると、総資産は前期末比で約1億5608万8千円増加し28億9237万9千円に達した一方、純資産は13億4097万4千円にとどまり、自己資本比率は前年の72.2%から63.6%に低下。特に現金および現金同等物の残高は前年末の22億7424万9千円から19億9462万8千円へと、約2億8千万円の減少となった。営業活動によるキャッシュ・フローも前年同期のマイナス696千円から、本年同期はマイナス1億5585万6千円へと赤字幅が拡大しており、研究設備への投資およびNEDO関連費用の立替などが主な要因とみられる。

設備投資も本格化しており、有形固定資産の取得による支出は1億1507万9千円、無形資産取得も含めた投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス1億1739万7千円となった。財務活動によるキャッシュ・フローもマイナス636万6千円を計上しており、財務・投資両面での資金流出が続いている。

同社は引き続き、単一セグメントとして「バイオものづくり事業」を展開しており、NEDOからの複数の大型プロジェクトを背景に売上は拡大基調にあるものの、収益化のタイミングには未だ時間を要する状況が続いている。なお、2025年9月期通期の業績予想に変更はなく、売上高104億6千万円、営業損失1億4800万円、経常利益1300万円、当期純利益900万円を見込んでいる。1株当たり純利益は0円86銭となる見通しだ。

中間期においても、同社の業績は期末の第4四半期に集中する傾向があり、公共関連事業からの売上計上タイミングが全体の進捗を左右する構造となっている。今後の研究開発費の推移、NEDOとの契約進展、パートナー企業との共同事業の実装段階への移行などが、業績回復の鍵を握ることになりそうだ。

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