フィンテックグローバル、通期売上高予想を1,400億円に上方修正 大型案件寄与も純利益据え置き

フィンテックグローバル株式会社(東証スタンダード、コード8789)は8日、2025年9月期通期の連結業績予想を修正し、売上高を従来予想の1,230億円から1,400億円へと13.8%引き上げた。事業承継案件を対象としたプライベートエクイティ投資で大型案件を組成し投資回収に至ったほか、トラックや航空機のオペレーティングリース事業が期初計画を上回るペースで拡大したことが寄与した。

営業利益は32億円(前回予想比3.2%増)、経常利益は31億円(同3.3%増)と小幅な上方修正にとどまった。親会社株主に帰属する当期純利益は20億円で据え置いた。1株当たり当期純利益は10円28銭(前回予想10円26銭)となる。前期実績は売上高1,380億7,000万円、営業利益25億6,900万円、経常利益24億6,100万円、純利益16億7,500万円。

純利益が据え置かれた背景には、本日付で公表した特別損失の計上がある。繰延税金資産の計上額は期初計画を上回る見込みだが、特別損失として5億500万円を計上する影響があり、利益増額分を相殺する形となった。

同社は「リース事業や投資事業は順調に拡大しているものの、人員増強や正社員給与水準の引き上げに伴う人件費増、広告宣伝費や支払手数料の増加が利益面での上振れ幅を抑える要因となった」としている。期末配当予想は従来どおり1株3円とし、変更はない。

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