兵庫県姫路市の小学校と中学校に関連するいじめ事案で、被害を訴えていた生徒がその後自死していた問題について、関係する私立中学校が取材に対し事案の詳細について回答を控えていることが分かった。
この事案をめぐっては、姫路市教育委員会が現在、事実関係の確認を進めている。
中学校段階では私立学校が関係していることから、兵庫県教育委員会私学課が所管する立場となる。
兵庫県教育委員会私学課は3月10日の取材に対し、現時点で「学校から詳細な報告は受けていない」と説明した。
一方、関係する私立中学校は3月11日の取材に対し、「県私学課から連絡があり事案は把握している」としている。
しかし、在籍の有無やいじめの有無、医療機器を引きちぎる行為や低血糖時に必要なブドウ糖を隠す行為の有無、調査の実施状況などについては「回答できない」としてコメントを控えた。
今回の事案では、生徒が持病の治療のため医療機器を装着して生活していた中で、同級生から医療機器を引きちぎられたり、低血糖時に必要なブドウ糖を隠されるといった行為があったとの情報がある。
生徒はその後亡くなっており、文部科学省のいじめ防止対策推進法では、児童生徒の生命や心身に重大な被害が生じた疑いがある場合、「重大事態」として調査することが定められている。
県教育委員会私学課は取材に対し、「事実であれば重大事態に該当する可能性がある」との認識を示している。
今回の事案では、姫路市教育委員会、兵庫県教育委員会私学課、さらに転校先とされる学校を所管する自治体など複数の教育行政が関係している可能性があり、今後どのように事実関係の確認が進められるのかが焦点となる。
雲


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