【株式市場】JX金属、上場から2日で株価急伸 SNSでも話題沸騰、非鉄金属の雄に市場熱視線

東京証券取引所プライム市場に3月19日に上場したJX金属(5016)が、株式市場で異例の存在感を放っている。上場から2営業日目の3月21日午前10時27分時点で株価は916円を付け、前日比42円(4.8%)の上昇を記録。出来高は5447万7500株、売買代金は4976億4270万円に達し、市場の熱気を反映するかのような活発な取引が続いている。

同社は公開価格820円に対し、初値843円で取引を開始。その後も株価は堅調に推移し、上場初日は始値908円、高値922円、安値905円、終値874円で取引を終えた。21日には再び上昇基調を強め、10時26分には916円、翌1分後には917円をつけた。需給動向も緊迫し、買い気配では920円に157万6700株、売り気配では921円に27万100株が並ぶなど、攻防が拮抗している。出来高加重平均価格(VWAP)は913.4830円と、基準値874円を大きく上回っており、市場参加者の強い買い意欲が鮮明となっている。

JX金属の動きはSNS上でも話題となっており、投資家の間ではその将来性への期待が膨らんでいる。X(旧Twitter)では「ENEOSの子会社上場に懸念の声もあったが、大型銘柄としての強さが光る」との声が上がり、「半導体材料やスマホ部品で世界トップシェアを持つ企業だけに注目していた」との書き込みも見られた。一方で、「他の非鉄金属と同列視され、公募割れ予想もあったが、実際は堅調に推移している」と、期待以上の株価推移に驚く声も多い。

同社は非鉄金属大手として、半導体材料や情報通信材料の製造・販売を手掛けるほか、資源開発、金属製錬、リサイクルなど多角的な事業を展開。特に半導体の薄膜材料「スパッタリングターゲット」では世界シェアの約6割を握り、生成AIやデータセンターの需要拡大に伴い今後の成長が見込まれている。銅価格の変動に影響を受けやすい事業構造を有するが、2025年3月期には営業利益の大幅な増益を見込んでおり、収益基盤の強化も進められている。3月19日時点での時価総額は8115億円、株価純資産倍率(PBR)は1.23倍と、三井金属鉱業(0.81倍)、住友金属鉱山(0.54倍)、三菱マテリアル(0.5倍)と比してやや割高感があるものの、市場では高い技術力と将来の収益拡大余地に期待が寄せられている。

市場関係者からは、「半導体市場の拡大を追い風に、同社の戦略的投資が奏功すればさらなる株価上昇が見込める」との声が漏れる。将来的なTOPIX構成銘柄入りの観測も浮上しており、中長期的な資産運用の観点からも注目度は高い。なお、現在は一般信用取引で新規売りが停止されており、信用区分は制度信用銘柄。売買単位は100株、値幅制限は上限1024円、下限724円と設定されている。 #上場 #新規上場 #ニュース

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