経営支援クラウドを手がける株式会社スーツ(東京都千代田区)は16日、AIを活用したプロジェクト・タスク管理ツール「スーツアップ」について、岡山県内の中小・中堅企業やスタートアップを対象とした割引キャンペーンを開始したと発表した。同社が全国各地で展開している「スーツアップ2025年地方応援キャンペーン」の第45弾にあたる。
今回のキャンペーンでは、社員数100名未満の岡山県内企業を対象に、12月16日から26日までの期間中に所定の手続きを行い有料プランを申し込んだ場合、2026年3月まで利用料金が20%割引となる。参加希望者は、同社の問い合わせフォームから応募し、問い合わせ内容欄にキャンペーン名を記載する必要がある。
スーツは、チームでのタスク管理が十分に行われていないことが、中小企業の生産性を押し下げる要因になっていると指摘する。同社の試算によると、社員30人規模の企業で、上司と部下の間で1日2回、各8分ずつ進捗確認を行った場合、1か月(営業日20日換算)で約119万円相当のコストが発生するという。こうした非効率は、タスクの見える化によって大きく改善できるとしている。
一方で、タスク管理の実態は必ずしも十分とは言えない。株式会社ヌーラボが2023年に実施した調査によると、タスク管理の方法として最も多かったのは「メールやカレンダー機能」で31.2%、「手書きのメモや手帳、ノート」が30.6%だった。チーム単位での管理を前提とした「タスク管理専用ツール」を利用している割合は11.7%にとどまり、導入の遅れが浮き彫りになっている。
スーツが提供する「スーツアップ」は、表計算ソフトに近い操作感を特徴とするクラウド型のタスク管理ツールで、AIを活用して業務の進捗やタスクを一元管理できる点を売りとしている。タスクの雛型や期限通知、定型タスクなどの機能を備え、日常業務の中で無理なく継続できる設計とした。
同サービスは2023年9月にα版、2024年4月からβ版の提供を開始しており、現在は7日間の無料お試し期間も設けている。料金は、スタンダードプランが1人あたり月額1,080円(税別)。利用者が10人以下の企業向けには、1人あたり月額500円(税別)のスタータープランも用意している。2025年12月31日までは、β版スタートキャンペーンとして初期費用を無料としている。


スーツは「チームのタスク管理導入が、中小企業の労働生産性向上の第一歩になる」としており、今後も地域を限定した割引キャンペーンを継続的に実施する方針だ。
同社は2022年12月設立。経営支援クラウド事業のほか、経営支援や投資銀行事業を展開している。資本金は1,000万円で、累計の資金調達額は約2億1,300万円。本店は東京都千代田区九段南に置く。
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