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グッドコムアセット、利益重視の戦略転換で業績予想を修正

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不動産事業を展開するグッドコムアセット(東証プライム、コード:3475)は11月28日、2024年10月期の連結業績予想を修正すると発表した。売上高予想を713億2600万円から597億5300万円へと16.2%引き下げた一方、利益面では上方修正し、営業利益を54億5100万円(前回比2.0%増)、経常利益を49億3800万円(同5.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益を33億2000万円(同2.3%増)とした。

売上高の下方修正について同社は、販売戦略を見直し一部物件の販売を翌期に持ち越す方針を決定したことが影響したと説明。ただ、前期の売上実績である221億9000万円を大幅に上回る見込みであることから、堅調な成長を維持している点を強調している。

一方、利益予想の上方修正には、マンション賃料の上昇が追い風となった。賃料や販売価格の見直しにより、リアルエステートマネジメント事業のストック収入が増加。加えてリテールセールス事業でも物件ごとの利益率が向上し、全体的な収益性が当初予想を上回る状況が整ったという。

区分前回発表予想 (A)今回修正予想 (B)増減額 (B – A)増減率 (%)前期実績 (2023年10月期)
売上高 (百万円)71,32659,753△11,572△16.222,190
営業利益 (百万円)5,3425,4511082.02,141
経常利益 (百万円)4,6734,9382645.71,788
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円)3,2453,320742.31,030
1株当たり当期純利益 (円銭)112.72115.262.5435.79

同社は当初、「保守的に最低限確保できる利益を見込んでいた」としつつ、足元の事業環境や収益状況の改善を受け、業績予想の修正に至った。また、利益率向上を踏まえた売上計画の見直しにより、短期的な売上高は抑えつつも、中長期的な収益拡大を見据えた戦略を推進する姿勢を打ち出している。

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「投資家の皆様の最大の関心事である利益を重視し、安定した収益基盤の構築を目指す」とする同社は、前期の最終利益10億3000万円を大幅に上回る33億2000万円を予想。営業利益、経常利益ともに倍増を見込んでいる。

今回の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づいており、今後の市場環境や予期せぬ要因によって実際の業績が予想と異なる可能性もあるとしているが、堅実な経営方針と収益向上への取り組みが評価されるかが注目される。 #業績 #ビジネス

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